経理というと、確定申告のためのにあるものと考えてはいませんか。経理という言葉は経営管理から来たという説もあります。確定申告以外にも内部管理目的に利用したり、借入先への説明責任として決算書が使われたりします。

つまり、今の中小企業では経理の機能を十分に利用できていないのです。

会社の日々の活動は決算書に反映されます。

例えば会議を開けば会議費が計上され、必要であれば議事録が作成されます。過去の会社の数字を理解しないと、来年の数字を予想することはできません。過去のレースを実績なく勝ち馬を当てることは不可能なのではないでしょうか？

また、営業マンの売上成績をどのように評価するか。賞与と連動させることで仕事のやる気につながるわけですが、一つ評価を間違えると逆効果となることもあります。適切な評価は、適切な評価基準を設定し、適切に会計処理することが大切となります。複数人で会社を運営する以上、いかに従業員のやる気を高め最大限に利益を出してくれるのか、各種管理規定を見直すことも大切です。

数字というのは客観的かつ信用力の高いものです。決算に限らず経理から得られる数字は飛行機の計器のように使える情報はまだまだ沢山あります。

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